ポルシェ 911(991)のサウンドアップです。
911カレラ 4Sです。
991系の911は純正フロントスピーカーが3Wayレイアウトとなりますので
3Wayのスピーカー交換に加えサブウーファーを導入し
単体プロセッサー+外部パワーアンプで全スピーカーをマルチ駆動させました。
ドアスピーカー交換において基本的にはスピーカー背面の障害物(ウィンドウガラスやレール)と
スピーカー前面の障害物(ドアトリム)の干渉を避けつつ
ユニット自体を強固に固定するために「バッフル」が必要となります。
バッフル制作に当たり用いられる材料としてMDFがポピュラーですが
MDFは木材チップに接着剤として合成樹脂を加え板状に成形したもので
木材のように軽量で高い加工性を持ちつつも木材特有の反りや乾燥割れなどが少なく
均質でリーズナブルな反面、水や湿気に弱く表面処理を行わないと腐食します。
対して白樺耐水合板(通称:バーチ)は単価はMDFと比較すると高価ですが
耐水、耐久性に優れ強度も高いのが特徴です。
当店では経験上、表面処理を施したとしても経年劣化を考慮し
バーチで制作させていただいております。
当店で予め保有している純正スピーカーの外周をトレースした「マスター」を基に制作します。
外周をマスターを用いてコピーし取り付けるスピーカーユニットに則して
内周を円形でカットします。
なお、当店で保有しておりますマスターで適合がとれない場合は
その都度、外周の「型」を制作し以後マスターとして保有します。
またバッフルの厚みに関しては上述の物理的な干渉を避けることを大前提としたうえで
+αを考慮して厚みを決定します。
今回はバーチ2枚+M&M DESIGN社からリリースされています
マルチピッチ・アルミバッフル「PCD-1」から成る積層仕様です。
耐水、耐久性に優れてはいますが更に樹脂などを用いて防水性や耐久性を
向上させたうえで車両側にボルト/ナットを用いてバッフルを強固に固定し
BEWITHの16.5㎝ウーファー「L-165RS」へと換装しました。
ミッドレンジもウーファーと同様に純正スピーカーの外周を
トレースした「マスター」を基にバッフルをバーチで制作します。
マスターを用いて外周をコピーし「L-88RS」に則して内周を円形でカットし
ユニットを固定します。
純正オプションのBOSEサウンドシステム装着車を踏襲した位置に
付属のBEWITHロゴエンブレムを貼り換装をアピールします。
トゥイーターはダッシュボード上の純正位置内で「L-25R」へと換装しました。
リアシートバックスペースにPLUG & PLAY製単体プロセッサー「DSP」、
フロント3ウェイ+サブウーファー駆動用としてBEWITH製モノラルアンプ「P-100K」x8台、
BEWITH製サブウーファー「L-165RW」x2発を
車両形状に即してワンオフパーツを制作しセットしました。
なお「DSP」のボディカラーは本来、錆利休ですが「P-100K」との統一を図るため
当社でリペイントしました。
限られたスペースですが音質と軽量コンパクトサイズが高次で両立されたBEWITH製ユニットの
恩恵を活かし走行性能を極力スポイルしない最低限の重量増に抑えつつ
サウンド/ビジュアルにも拘りました。
全工程が終了しましたら音出し並びにパワーウインドゥやロックなど
車両側の動作確認、車両に蓄積されていますエラーコードを
当社保有の診断機を用いて消去します。
それらに特に問題が無ければ車内特性測定器を用いながら
DSPの調整機能を活用してサウンド調整を施し納車させていただきます。
国産/輸入車問わずスピーカー交換から加工を伴うシステム構築まで
お気軽にCOLORSまでご相談ください。
静岡県(主に沼津市、富士市、富士宮市、三島市、駿東郡長泉町/清水町、伊東市、
裾野市、御殿場市、熱海市、伊豆市、伊豆の国市、下田市、静岡市、浜松市etc…)、神奈川県、山梨県で
スピーカー交換を始めとしたカーオーディオ、調音施工、その他カー用品、コーディング、ホームシアターの事なら
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