マツダ MPVです。
純正オーディオからの脱却を図るべくオーナー様のご要望をお聞きしたうえで
既設社外ソースユニットを活かしたシステムを構築させていただきました。
ドアスピーカー交換において基本的にはスピーカー背面の障害物(ウィンドウガラスやレール)と
スピーカー前面の障害物(ドアトリム)の干渉を避けつつ
ユニット自体を強固に固定するために「バッフル」が必要となります。
バッフル制作に当たり用いられる材料としてMDFがポピュラーですが
MDFは木材チップに接着剤として合成樹脂を加え板状に成形したもので
木材のように軽量で高い加工性を持ちつつも木材特有の反りや乾燥割れなどが少なく
均質でリーズナブルな反面、水や湿気に弱く表面処理を行わないと腐食します。
対して白樺耐水合板(通称:バーチ)は単価はMDFと比較すると高価ですが
音質面、耐水、耐久性に優れ強度も高いのが特徴です。
当店では経験上、表面処理を施したとしても経年劣化を考慮し
バーチで制作させていただいております。
制作に当たり当店で予め保有している純正スピーカーの外周を
トレースした「マスター」を基に制作します。
外周をマスターを用いてコピーし取り付けるスピーカーユニットに則して
内周を円形でカットします。
なお今回は当店で保有しておりますマスターで適合がとれませんでしたので
新規で制作し以後マスターとして保有します。
またバッフルの厚みに関しては上述の物理的な干渉を避けることを大前提としたうえで
+αを考慮して厚みを決定します。
耐水、耐久性に優れてはいますが更に樹脂などを用いて防水性や耐久性を
向上させたうえで車両側にバッフルを強固に固定し
FOCAL のFLAX EVOシリーズ「PS 165 FE」の
ウーファーユニットへと換装しました。
カーオーディオのスピーカーはホームオーディオとは異なり
車両のドアをボックス(エンクロージュア)と見立て装着することが
大多数となりますがドアの構造はスピーカーを駆動させる環境として問題が山積しています。
そこでその諸問題を改善すべくドアチューニングとして適材適所に
各種防振、制振、防音、吸音、遮音処理などを施します。
ちなみに当店では施工に際しaudio-technica(オーディオテクニカ)の
AquieT(アクワイエ)を用いた仕様が標準となります。
(その他ブランドの仕様に関してはご要望に応じて個別にて対応させていただきます)
また、施工に際し「施工箇所のクリーニング」、「確実な圧着」、「左右対称に施工」に
留意しております。特に「左右対称に施工」に関してそもそも左右でドアトリムの形状や
純正配線の本数など差異はございますがスピーカーが駆動する環境が
あまりにも違えば出音も左右で当然変わりますので左右ドアを比較しながら施工しております。
標準仕様に加えてアウターパネルのスピーカー背面部の制振、吸音処理と
スピーカー周辺部の防音処理も併せて行いました。
併せてオプションのドアトリム(内張)の裏側への制振処理と
ドアトリム内の空間を埋める吸音処理も行いました。
ピラートリムをベースにトゥイーターマウントを形成し
スエード生地で仕上げトゥイーターを取り付けました。
形成の際、トゥイーターユニットが突出しないよう留意しつつ
周辺に極力細く外周を設けてユニットを落とし込んだりと「ワンオフ」ならではの
拘りで制作させていただきます。
リスナー側に向けたトゥイーターマウント形成によるユニット取付は
音質面でのメリットは多大です。
上記フロント2way加え将来的なシステムアップを考慮して
プロセッサー内蔵8chアンプとなりますPLUG&PLAY「1080」を
シート下のクリアランススペースに設置しました。
全工程が終了しましたら音出し並びにパワーウインドゥやロックなど
車両側の動作確認を行い特に無ければ車内特性測定器を用いながら
DSPの調整機能を活用してサウンド調整を施し納車させていただきます。
国産/輸入車問わずスピーカー交換から加工を伴うシステム構築まで
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静岡県(主に沼津市、富士市、富士宮市、三島市、駿東郡長泉町/清水町、伊東市、
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