ドアスピーカーを社外品に換装する際に必要となりますインナーバッフルのご紹介です。
スピーカーユニット取付において
スピーカー背面の障害物(ウィンドウガラスやレール)とスピーカー前面の障害物(ドアトリム)の
干渉を避けつつユニット自体を強固に固定するためにバッフルが必要となります。
画像左がMDF、右が白樺耐水合板(通称:バーチ)です。
MDFは木材チップに接着剤として合成樹脂を加え板状に成形したもので
木材のように軽量で高い加工性を持ちつつも木材特有の反りや乾燥割れなどが少なく
均質でリーズナブルな反面、水や湿気に弱く表面処理を行わないと腐食します。
対してバーチは単価はMDFと比較すると高価ですが
耐水、耐久性に優れ強度も高いのが特徴です。
ちなみに今までの経験上、表面処理を施したとしても経年劣化を考慮し
ワンオフ制作でのバッフルはバーチで制作させていただいております。
(¥15,000~¥20,000/ペア)
制作に当たり一般的には純正スピーカーの外周をトレースした「マスター」を
当店で予め画像左のMDF製で保有しておりますので適合が合えば
外周をマスターを用いてコピーし取り付けるスピーカーユニットに則して
内周を円形でカットします。
なお、当店で保有しておりますマスターで適合がとれない場合は
その都度、外周の「型」を制作し以後マスターとして保有します。
バッフルの厚みに関しては上述の物理的な干渉を避けることでを大前提としたうえで
+αを考慮して厚みを決定しますが取り付けるスピーカーの適合がとれている場合に
M&M DESIGN社からリリースされていますマルチピッチ・アルミバッフル「PCD-1」を
バッフル制作と併せてお勧めしています。
PCD-1の有無でベースとなるバッフルの厚みが変わりますので
例えば後からPCD-1を追加しようとしてもスピーカー前面が
PCD-1の厚み分飛び出ますのでドアトリムに干渉することが多分に想定されます。
画像はBEWITHのReference AMのL-165Rの取付例です。
理想はPCD-1/バーチバッフル/インナーパネル(鉄板)をボルト/ナットを用いて
共締めしたいところですがインナーパネルの開口部が大きいため
今回はPCD-1とバーチバッフルをボルトと特殊ナットを用いて合体させたうえで
バーチバッフルを純正スピーカー固定穴を流用して固定しました。
ちなみにPCD-1とバーチバッフルをPCD-1側からタッピングビスで
簡単に合体できますが本来の「取付面の強度アップ」を図るべく
上記の方法で合体させております。
この過程で細かいですが使用するボルト/ナット類もバッフルやスピーカーの厚みを
考慮して選定しております。
また耐水/防水対策も入念に施したうえで取付しております。
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